ある日。表参道ヒルズにてアンティークのトイ楽器の展覧会へ。息子と主人と連れ立ち。アンティークのピアノやオルガン奏者の良原リエさんのミニコンサートも慎ましやかに行われて。
白い小さな無数のタイルが敷き詰められた床がノスタルジックな小さな会場のあちこちに置かれた可愛らしいおもちゃのピアノ。天井には小さなアコーディオンが吊るされ、ひと際目に付いたのが、ピンク色した小さなハープ。
会場内は淡くオレンジ色したモダンな照明。アンティークトイ楽器のどれもにライトが施されていて、会場内の照明よりも強い光を灯します。それは映画の中の世界のようふで、まるで、クリスマスに通りのウインドウ越しに素敵なおもちゃを見つけ夢見がちにガラスに顔を近づけている子どものワンシーンを見ているやふ。
パリの子供部屋を紹介した本など近頃多く見かけます。蚤の市で見つけたグレイッシュなピンクや緑色した古いおもちゃの小さいワードローブやおままごとセットなど、上手にお部屋に取り入れているママンが多いですが、海外の子どものものは、ピンクや緑、水色を使ったものが多く、その色味のバリエーションはキャンディーカラーだったり、ベビーカラーだったり、グレイッシュトーンだったりと広く、ライトに映し出されたこのトイハープのピンクの色味にもうっとりしてしまいました。
クリスマスに化粧をした表参道ヒルズ。
こんな可愛らしく小さなものを見た後にはケーキを食べたくなって。青山にあるラントマンへ。ザッハートルテと琥珀色した珈琲で余韻に浸りませふ。
アンティークのトイピアノのコロン、ピューンとした鍵盤の響きにリエさんの大人の女性の声。時々参加する三歳になる息子さんのこころ君。こころ君は思うがまま心のままにママが用意した楽器のあちこちの音を鳴らすので、ママの正しい音を調子っぱずれにするのですが、それがかえって悪戯なおもちゃのピアノの響きに合うのです。時々、リズムが合い音が響くとこちらまで嬉しくなってしまいます。我が息子は二歳ですが、一つ年上の、二歳児より、はっきりとしゃべるお兄ちゃんのパフォーマンスにじっと見いっておりました。





