私のいびつな” タルトタタン “

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クリスマスだとは分かっていたけど、どうしても作りたかった” タルトタタン ”

私が妊娠中に、赤いのと青いのがたくさんの林檎が青森の義母から届いた。青森から届いた時はタルトタタンと決めていたのだけれど、この時は酷いつわりで作る気になれず、ずっと心残りのままだった。息子の食事が安定してきて、林檎を食べるやうになり、お腹がいっぱいでも小さな手に持たせるといつまでも握っているやうになって。秋が深まった頃、義母より届いたたくさんの林檎を見ていて、今度は必ず作ろうと思った。それがクリスマスと重なったから、今年のケーキは” タルトタタン “に。

作りたてよりも次の日に、もっと言えば更にその次の日に、次の日に…3、4日熟成させると、お砂糖で煮られて、たっぷり甘味を吸い込み、オーブンで焼かれた林檎は熟成され、大きめのカップにたっぷりと注がれた紅茶をすすりながら食せばとうっとりとしてくる。

林檎のパイでいつも想うのは尾崎翠の” アップルパイの午後 “。いつになく世話しない12月で、じっくり読み耽る時間はないけれども、夜、眠りにつく前の少しの時間に、お布団に潜り込みながら読みたいと思う。

投稿者: Tsuyako

アンティークやヴィンテージの香水敏やコンパクトなどのヴァニティアイテムやロマンティシズム漂う雑貨のオンラインショップ”薔薇色の艶子”の店主、艶子と申します。 好きな香りと音楽、本、ちょっとのお酒に珈琲、甘いデザートと路地裏に満たされて、こっくりとロマンティシズムにうっとりとノスタルジックに艶子の日常を綴ります。 どうぞ召しませ。

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