梅雨のはじまりの頃、六月に
谷中霊園の寺務所で傘を借りた。
午後から雨が降る予報にもかかわらず、
傘を持たなかった私に声をかけ手渡して下さった。
ずっと返そうと思い、今日やっと返せたのだけれど。。。
寺務所の滑らかな硝子の扉を右に引くと
“ごめん下さい。どなたかいらっしゃいませんか?”
とNHKのドラマのセリフのよふなことを言ってしまうたたずまい。
綺麗に白髪の髪を緩く巻いた高齢の女性が現れ
事情を説明すると傘を貸して下さった女性が現れた。
お二人とも気品にあふれていて、
少しのやり取りだったけれど私も豊かな心持ちに。
息子にもこの様が何かしら響くといいのだけれど。。。