十字架のクッキーつきの
パウンドケーキと珈琲
クリスマス前の日のこと
開店すぐの人気のない店内
細く流れる賛美歌は甘くノスタルジーで
私はこれでいいのと
ケーキを噛みしめ珈琲をすすった。
ちょっとづつ口に含んで
時が止まるやふに。。。
呪文を唱えるやふに。。。
19日でサヨナラした店名は
” バブーシュカ ”
小さな瓶
アンティークのはぎれ
キャンディの包み紙みたいな包装紙
琺瑯のお鍋
アールデコの小さな鏡台
パチッとなる古いコンパクト
白いレースのエプロンはくたっとして
私の色褪せたワンピースとよく馴染んだ
今でも私の宝物
” モクヨウカン “からの私の青春
私のワードローブを開ければノスタルジーの匂い
アリガトウ。。。
サヨナラ。。。




