麻布台のロマンチックなカフェ” ひなぎくきつね “へ

ある日。麻布台三丁目にあるベジタリアン・カフェ” ひなぎくきつね “へ行って参りました。

東京タワーを手前に飯倉片町の交差点を右に折れたやや細い路地の一角にひっそりと佇む築七十七年は超える洋館” 和朗フラット “。

四号館の一階端のお部屋にカフェは御座います。

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入口の小さな古くてロマンチックな表札。

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中に歩を進めると漆喰の壁。

真っ白ではなく、ほんの少しグレーが翳りを見せるやうな白色。

その情緒にやんわりと包まれて。

クラシックな窓からはやわらかな二月の光が差し込みます。

こんなアーチの窓の家に住めるのならいつまでもいつまでも、本に読み耽ってしまいませふ。

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” ルバーブのアーモンドタルト ”

ほどよい加減のタルトにフォークを刺すたびごとに嬉しくなってしまいます。

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ジャムでせふか?

さりげなく赤と緑のルバーブのペアが置かれております。

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素敵な窓。

檸檬でお飾り。

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ひとつひとつ違う装いの窓と扉の数々。

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三月になるとカフェの入口のミモザも黄色い花をこんもり咲かせるそうで、

素敵なマダムに教えて頂きました。

緑青色の窓にミモザの黄、シャビーシックな装いにうっとり。

再訪して見てみたいものです。

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和朗フラット壱号棟と弐号棟の間にある裏庭。

” 裏庭 “って憧れちゃいます。

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http://www.vege-dining.com/

 

ずっと大切にしておけるものに出会える時が訪れるから、アンティークショップ巡りと古本屋巡りを続けるのです。

ある日。通りがかったから、ふらふらと気の赴くまま訪れた古本屋さん、千駄木のへび道沿いにある” 古書バンゴブックス “にて偶然見つけた、必然的に出会った?、申し合わせた、巡り合った、眺めていたら視覚に止まった、どの文面を使ったら良いのか分からないけど、やうするにたまたま出合った本・笑

” 私は驢馬に乗って下着をうりにゆきたい ”  鴨居羊子

1975年発行。

甘すぎないミルク色のアイボリーの翳りある古書の色。

私の想いつく文面では上手に表現出来ませんが、古い本の真っ白ではない翳りある白を読み手に伝えるのに、森茉莉や向田邦子なら何と書き記すのでせう。きっと、微笑んでしまふうっとりするやうな言葉の組み合わせを考えてくれるのかもしれません。

これと言って欲しい物はないということの方が多いけど、ある時、時々に、ずっと大切にしておけるものに出会える時が訪れるから、アンティークショップ巡りと古本屋巡りを続けるのです。

高いものは買えません。限りあるお金をどう使うかはとても慎重です。だから自分に見合い、良しと思い手に入れたものには愛しみ、うっとりするやうな手垢をつけて大切にしたいのです。

次はいつどのやうなものに出会えるのでせうか……

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私のオンラインショップ” 薔薇色の艶子 “は

10周年を記念して、只今、送料半額中で御座います。

どうぞ召しませ。

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昨日、図書館で借りた本

昨日、図書館で借りた本は

” 森茉莉かぶれ “ 早川茉莉

” 定本 尾崎翠全集 上巻 ”

” てぶくろ “ エウゲーニー・M.ラチョフ

” ペレのあたらしいふく “ エルサ・ベスコフ

森茉莉かぶれは原書の” 贅沢貧乏 “をもっともっと深く読み込みたかったから、指南書のやうに感じて。森茉莉を愛してやまないひとりとして◆

以前、尾崎翠全集は文庫で借りたのだけど、こちらは” 第七官界彷徨 “と” アップルパイの午後 “が一緒におさめられていたから、嬉しくなって借りることに。アップルパイは好きすぎて手帳の余白に全文を小さな文字で書き写すほど。噛むやうに読んで血肉に出来れば。

ペレは時代背景が” スプーンおばさん “と同じぐらいで、おばあちゃん、男の子、女の子、部屋の内装などお洒落で。アンティークな香りのする本。息子も喜んでくれるといいな。可能な限り、読み聞かせてあげたい。

艶子の秘密の隠れ家

ある日。眼科さんの帰りにいつも立ち寄る古民家のカフェへ。

マダムは”  ネット上での公開は控えて下さい。 “とのことですので詳細はふせますが,、私も誰にも教えたくないお篭りカフェなんです。

ここを訪れると少女だった頃の記憶が甦ります。小学生の頃、豆と人参のやうにくっついて遊んでくれたKちゃん。カフェと同じやうに古い古いお家に二世代で住んでいて、Kちゃんは女ばっかりの三人姉妹の末っ子。一番上に五つ離れた痩せたお姉さんがいて、ぬけるほど白く、手足が長く、おろした長い黒髪の間から見えるやや切れ長の一重が、子どもの私には謎めいて見えました。私が瞳を褒めると” 浅香唯ちゃんみたいな顔になりたい “と照れ笑いしていたのをよく覚えています。

三人姉妹は、二階の奥にあるひとつの部屋を共有していて、三つの机と二段ベッドが置かれていて、チェッカーズのポスターが貼られていて、あの頃の女姉妹の部屋に私は憧れていました。Kちゃんだけ寝る時は、たしかお母さんとお父さんの間だったはず。よく遊びに行く私にお姉さんは気さくで、” 別冊マーガレット “を教えてくれたっけ。それまで” なかよし “とか” りぼん “しか読んだことがなかった私にとって、線の細い、あごが尖って顔も首も長めの高校生の主人公が出る内容に、なんだか少しだけ、自分の許容範囲みたいなものの、グレードが高くなった気がして、自分が誇らしく、夢中になって読みました。細面な主人公が、お姉さんとかぶって見えてきて、私はマーガレットを通して、どっちが架空の人物なのか分からなくなるぐらいお姉さんにも夢中になったっけ。

原宿の竹下通りで買ったという英字プリントのトレーナーを真似して、お年玉をにぎり一人で買いに行った時のドキドキした記憶はいつまでも忘れません。いまだにひとりでふらふらすることが多い私ですが、この頃からはじまっていたやうな気がします。真似っこと思われたくなかったから、Kちゃんと会わない日にこっそり着て、きらきら光るスパンコールのやうなものが入ったカチューシャをつけて家の近辺を、やっぱりひとりでふらふらしたりもしました。ばったりKちゃんと会ったらどうしやうと、秘密を抱えた自分にときめいた、純度の高い滴のやうな少女時代です。

このカフェでは” 天然生活 “のバックナンバーがほぼ閲覧出来て、マダムが淹れる美味しい紅茶と共に篭ると、私のみぞおちの辺りの奥の奥にある小さなビロードのピンク色の箱がそっと開いて、日常生活では考えないこと、想わないことが、灯りに吸い寄せられるきらきらした羽虫のやうに溢れ出ます。私はこの瞬間が愛おしく懐かしく、いつ行ってもこの感覚に研ぎ澄まされるから、ここへ通うことは私の体の一部のやうなものなのです。

女の人にうまれて良かったなって。少女って複雑なものもたくさん持ってるけど、楽しいことを見つける感度が高いし、私は息子を育てているけど、男の子にも青春があるんだよな~って。我が息子の少年時代におかんはどんな想いになるのでせうか……

 

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一昨日、図書館にて借りた本

一昨日、図書館にて借りた本。

” 尾崎翠集成(下) “ 中野翠 編

” パリにゃん “ 酒巻洋子

寒さが厳しくなる、今時分は

アップルパイと濃いミルクティーに恋をしてしまいます。

 

一日、雨の日で、お部屋の中が翳る冬の日。

外に歩を進めることなく、

息子のお昼寝中のほんの僅かな時間に、

尾崎翠の” アップルパイの午後 “を読み耽り、私は堕ちていきます。

もちろん、小さな小さなティーテーブルにはアップルパイと濃いミルクティー。

物語の最後はちょっぴり、ロマンチックでエロチックで。

濃いミルクティにとろり蕩けてしまいませうか。

 

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下北沢から西荻へ。楽しい半日。

ある日。千代田線にゆられ下北沢にある美容院”ソレイユ”へ。

代々木上原で乗り換える前に、明治神宮前で途中下車。” カフェ・アンセーニュダングル “でまったりと一杯のモーニングコーヒーを。

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今日はいつもとは違う席に座りました。壁側にぴったりと、椅子が動かないように付けられている座席で、低めのテーブルがセットされております。

目の前には柱。その奥に見える本棚と扉。たばこの煙と珈琲の香りが染み付いて、まどろむやうなクリーム色の漆喰の壁。

地下にあるお店ですが、まるで屋根裏部屋にいるやうで。一杯の珈琲を大切に大切に口に含みながら、本を読んでいると気分は屋根裏部屋の苦学生かな・笑(by田村セツコ先生)

持参した本はお店のまどろみに合わせて、森茉莉の” 贅沢貧乏 “。

たくさんの場所に赴き、一杯の琥珀色の珈琲を楽しんでおりますが、ここの珈琲のお味が一番好き。

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この日の晴天を予感させる午前10時55分。

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上から見下ろすと地下へと続く階段。徐々に翳る様に艶を感じます。

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美容院” ソレイユ “で素敵にセットしてもらい、

www.hairsalon-soleil.com/

下北沢のうっとりするお店のいくつかを小走りで見て、

” バブーシュカ “や” メル “etc……

今日のもうひとつの目的、西荻窪へ向うため井の頭線へ。

まずは腹ごしらえをしたく、西荻の街の喫茶店” ソレイユ “へ。

この日はソレイユずくしです。

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ボリュームたっぷりの茄子とチーズの濃厚ナポリタンで、口の中が麻痺しているところへ含む苦めの珈琲は日本の喫茶店ならではですね。

体も心も嬉しくなったところでお店を出て、クラシックな装いをした店先の、可愛い看板をぱしゃり。

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この日は。にわとり文庫や信愛書房、のまど、今野書店などの本屋三昧に、コレクションズや洋灯舎などの上品なアンティークも見ての午後の一時でした。

あっという間に日が暮れて翳り、寒くなってくると、急にむねのあたりがゴロゴロとせわしく、寂しくなってきて、家族の元へ帰りたくなりました……

次はいつ行けるかな?西荻窪。また2~3年先になりそうな……

谷中の三崎坂の上にあるカフェ” kokonn “さんへ。

ある日。谷中にあるカフェ、” kokonn “さんへ。

息子と二人、” 国際子ども図書館 “の帰り道、なんとはなしにお茶をしに。

千駄木と日暮里を結ぶ三崎坂の上、カフェの先には谷中霊園が御座います。

谷中らしい小さな小さな古民家カフェ。

天井の低い、小さな小さな和室のカフェ。

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お茶の種類が豊富で迷いましたが、上野からの歩きで疲れていましたのでカフェインを入れたく、珈琲と無花果のガトーショコラのセットに。ぽってりとアイスクリームがのせられておりました。

小さなテーブルの上にセットを置くと、もういっぱいで、珈琲の器もケーキのお皿も素敵だから、まるで画板の上にさっと描かれた絵のやうで。

小さい中に、素敵と可愛いがぎゅっと詰まっております。

ローカルエリアの古民家カフェには見られない、東京ならではのお洒落ですね☆

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障子の向こうに見えるガラスの扉のある部屋は雑貨屋さんでして、

どこかノスタルジーを感じるデザインがセレクトされた新しい雑貨と、ヨーロッパで買い付けたアンティーク雑貨が小さな小さなお店の中に混ぜられて、オーナーさんの独特の美意識を感じます。

以前から雑貨屋さんの方は、時々、ぶらぶらと伺っていて、

ガーデニンググッズやチェコの古いアールヌーボーなポストカード、クラシカルなベレーの帽子や、アンティークのプチポワンの小さな小さながま口などなどetc…

訪れれば何かしら購入させて頂いておりました。

とてもお手頃価格ですので、限られたお金でもお買い物が出来き嬉しくなってしまいます☆

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トイレへ続く廊下です。

畳のお部屋より、ほんのり寒く、翳りも感じて、水周りのしつらいが古民家らしくノスタルジック。

トイレの入り口の周辺は狭いのですが、そんな中にもヨーロッパで買い付けた雑貨かしらん?!

和洋折衷な、小さな小さなお洒落な空間になっておりまして、こういう細かい場所への設えから目が離せません。

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床の間に無造作に置かれたヨーロッパの古い絵本。絵が可愛らしかったので。

昔の紙の質感が好きで、触れてるだけで心がしっとりします。010a

下の写真は何だか分かります???

小さな小さなお庭です。

廊下であり縁側でありという、窓ガラス側の空間に席を設けておりまして、庭のしつらえを見られるようになっております。この日は陽射しの明るい冬晴れの日なのに、庭に翳りがあるのは、隣の民家とすれすれだからです。

この辺りはミニチュアを作ったら、細く小さな棒をあちこちに置いて道に見立てるやうな、入り組んだ路地が絡まって出来ています。

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最後の二枚は息子が撮影したもの。

なんとなくほっこりしたので・笑

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二階は小さな小さなギャラリーになっておりまして、

この日はアンティーク&コレクティブルの食器を展示しておりました。

 

谷中散策のあとのお茶に、どうぞ召しませ。

” kokonn ”

http://kokonn.net/cafe.html

 

私のオンラインショップ” 薔薇色艶子 “は来月で10周年を向かえ、

1/30日まで送料半額中です。

こちらもどうぞ召しませ。

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今週、図書館で借りた本です。

今週、図書館で借りた本。

” アンティーク風の刺繍バッグ ”

” かわいいヴィクトリアン刺しゅう ”

” くまとやまねこ ”

” くさはら ”

” ロンパーちゃんとふうせん ”

上の二冊はアンティークコレクターでもある” 笹尾多恵 “さんのもの。

一番上の本は” Matild in the Garret “のアンティーク雑貨が、多恵さんの作品を彩る装飾品として使われ、とても綺麗。

二番目の本はこれから読みます。

下の三冊は絵が” 酒井駒子 “さんで、三番目と四番目は作者が別の方です。

” 湯本香樹実 “さんが描く、” くまとやまねこ “は、うっとりとした翳りと最後には希望があり、神経が衰弱ぎみな時に読むと、ほろりと涙が落ちそうです。

その他は、まだ呼んでいません。

返却日は27日です。

ロマンチックな蔵作りのカフェを見つけました。

ある日。隣町にあるカフェ&ギャラリー” 灯環 “へ、日曜の比較的暖かい午後、家族でお茶をしに行って参りました。

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ここは蔵作りのカフェになっておりまして、外は冬晴れで眩しいほど明るいのに、店内には仄かな翳りが残ります。

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お肌や目がデリケートな私ですが、この時期は特に辛く、このやうな翳りや、蔵の中だからでせうか、しっとりとした空気が体に薄い膜を貼るやうでとても居心地が良いのです。

もともと、映画にしても本にしても男性にしても、底抜けに明るいものより、明瞭な中に翳りが見え隠れする方に惹かれますので、お店に足を踏み入れた瞬間から、なんとはなしにいいなと感じました。

ケーキは三種類ほどありましたが、私はガトーショコラとオリジナルブレンドのセットを。舌に纏わりつく、キャラメルのやうな質感のねっとりとしたケーキが私好みで美味しく、珈琲のほろ苦さによく合います。

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あ~、また良さげな場所を見つけてしまったやうねと主人に申しましたら、普段、味に無頓着でそれほどうるさくない彼もこくりと頷いておりました。

お近くにお寄りの際は是非、行かれてみて下さいませ。

風がなく細かいレースのやうな雨の日に行くのも、何かしら美学を想いそうでお勧めです。

http://kuratowa.com/

 

上野の” 国際子ども図書館 “へ

ある日。日暮里駅から谷中霊園を抜け、” 国際子ども図書館 “へ。

谷中霊園でおやつを食べてから向いました。

高いビルの間は強風の吹く、乾燥した冬晴れの東京でしたが、霊園の近辺はほぼ無風。

背中が自然に腰から上がるやうな、神聖で気品のある空気感。

以前、ここに来ていた外国人観光客に” very silent “と言われたことを思い出します。

赤ちゃんは大人が聞こえない微細な音を感じることが出来ると、いつかの本で読んだことが御座います。

この子も、この静かな中で何かを感じてるのかしらん?! 083a

 

図書館は相変わらず威風堂々とした佇まい。

いつも東京芸大の間を抜け左折する瞬間、もう少しでこの建物が見えると思うとドキドキ楽しくなってしまいます。

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3歳ぐらいでせうか、ちょっぴりおませな女の子と、バーバーパパの絵本とぬいぐるみで遊んでもらった我が息子。少しずつ他の子と遊べるやうにもなって。

バーバーパパってフランスの絵本だったんですね。図書館の職員さんが丁寧に、それぞれのキャラクターの説明をしてくれました。